記念日は衝撃を抑えて

記念日は衝撃を抑えて

February 03, 2013 at 02:02PM

日本人はアピールするのが苦手だ。
会議などで発言するのは大体決まった人がしている。
これは学校のミーティングと同じ光景だ。
学生時代の流れはそのまま社会に移行するみたいだ。
そう言う私もアピールは下手でかの徳川家康は自分の意見を口にしない事で有名だ。
狸じじいや策略家の印象は明治維新に政府が流したネガティブキャンペーンの影響が強いらしい。
しかし戦略会議で話が煮詰まり、殿それでよろしいですか?と家臣が確認を取るも
黙って席を後にしてしまう姿がもしかしたら狸に映ったのかもしれない。
逆に豊臣秀吉はアピールに長けていたらしい。
太閤記は彼が後世に残すために書かせた物語、歴史的要素は一切ない。
これはどこかの国の将軍様に似ていて少し笑える。
家にも自己アピールをするものが最近発生している。

家で食事をしながら妻と話をしていた時の事である。
「この番組つまんないね」
「まあ、最近のTVは同じような事ばかりしていますからね」
「もっと面白いの作ってほしいよね。で明日は結婚記念日」
ん?妻の語尾に何かついているようだ。
「旦那さん、他に何か食べる?おつまみとか作る?」
「いや、これで十分ですよ」
「そう。で明日結婚記念日」
なにか極めて危険な、なにか絶対触れてはいけないものが私に忍び寄っているようだ。
なにも気に止めないように努めてTVをみていた。
「旦那さん、お風呂はいる?まだなら私が先に入るけど」
「私は後にします」
「じゃあ、先に入るね。で明日は結婚記念日」
これはもしかしてe'sのような人体実験が行われているのでは?
恐怖を感じた私は耐えきれなく、そっと触れる事にした。
「明日結婚記念日でしたか?」
そう言うと妻が走ってきてドアを開け、部屋置かれている花を指差した。
「ほらこれ!お父さんが送ってきたのよ」
「ほう、それは後で電話しないといけませんね」
「で明日結婚記念日はどうするの?」
私は記念日は祝わない主義なので(例外:クリスマスと正月)
特別な事をするつもりはなかった。
そう言えば去年はたしかレディーボーデンでごまかした事を思い出した。
「特に何も・・・」
そう言うと妻は宝塚歌劇団のような動きに変化をしていく。
「あのお父さんが今年はお花置くって来たのよ」
う〜ん。これは困った。
結婚した当初は優しくて毎日がうれしかった、しかし今はどうだろう、毎日井戸に水汲みにいき・・・・。
なにやら結婚生活の悲劇を演じ始めた。
「わかりました。床に倒れ込んで天井に向って神よ!って叫ぶのやめてください。何か考えます。」
今度はガッツポーズして天井に祈りを捧げている。お前はスカーレットか?なんて逞しい。

翌日、会社の帰り昨日の約束を思い出した。
今年もレディーボーデンかなにかで・・・。
そう思いながらセブンイレブンに入った。
アイスを手に取ると今年も同じ?となぜか責められそうなイメージが脳裏に浮かんだ。
寒いからおでんもつけるか?
なんかインパクトに欠ける。
そこでコンビニを一周するとドアに入っていないアイスの売り場で足を止めた。
これ1個だったら怒るだろうな(笑)
そんな事を思いアイスを見回していると結構種類がある事に気づいた。
これってもしかして全種類食べた人っているのかな?
この時私の脳に電流が流れた。
全種類買ってはどうだろう。
とりあえず全種類カゴの中に入れてみた。
意外にもの凄い数だ。
1個100円以下の物もあるし、ちょっと高くつくけどまあいいか。
そんな気持ちでレジに向った。
ここで皆さん、知ってました?店の規模にもよると思いますが
セブンイレブンのアイス全種類買うとなんと9000円以上する事を!!
しかし今更返しますとは言えず仕方なく買う事にした。

家につき、両手一杯のアイスの袋を妻に手渡した。
「今年はなんとセブンイレブンのアイス全種類ですよ」
妻にかなりの衝撃を与えた。妻乱舞がとまらないご様子だ。
「おなか壊すから一気に食べては行けませんよ。それより冷蔵庫に入るかな?」
そんな心配をしている私の横に妻は倒れていた。
下に目をやると全身を全種類のアイスで覆っていた。
「あなた23世紀まで生きようしてますか?」
「わ〜〜〜楽しい。」
自分で自身を冷凍保存する人を初めてみた。しかも10cmの近距離で。
まあ、喜ぶ妻の姿を見て、一気に食べてもいいかなと思った。
一気に食べなくとも妻は明日おなかを壊すであろうからだ。
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from 家に帰ると妻が必ず死んだふりをしています http://blogs.yahoo.co.jp/kkajunsky/14699659.html